“師”のメッツ監督就任を元オリ・ジョーンズが歓迎 「これは素晴らしいことに…」

オリオールズ時代のバック・ショーウォルター監督(左)とアダム・ジョーンズ【写真:Getty Images】
オリオールズ時代のバック・ショーウォルター監督(左)とアダム・ジョーンズ【写真:Getty Images】

パドレスのマチャド「彼のおかげで今の自分がある」

 メッツの新監督にバック・ショーウォルター氏の就任が決まった。65歳のショーウォルター氏はヤンキース、ダイヤモンドバックス、レンジャーズ、オリオールズで計20年間指揮を執り、通算1551勝(1517敗)をマーク、最優秀監督に3度選出された実績を誇る。名将が4年ぶりに球界に復帰することに、今季までオリックスでプレーしたアダム・ジョーンズら、かつての“教え子”から歓迎の声が上がっている。

 ニューヨークの地元局「SNY」は、ヤンキースを率いていた当時を回顧。1995年にチームを14年ぶりにポストシーズンに導いたが、地区シリーズで敗れたため当時のジョージ・スタインブレナー・オーナーによって解任されたことを説明し、「本人は認めないだろうが、ヤンキースを解任された痛みはある程度残っているに違いない」と指摘。「その傷を埋めるためにできることは同じニューヨークにあるメッツでワールドシリーズを制覇することかもしれない」と伝えた。

 さらに、オリオールズ監督時代のアダム・ジョーンズとのエピソードを披露。当時、凡打の際に全力疾走を怠ったジョーンズを皆の前で責めることはせず、オフィスに呼んで注意したといい「彼はジョーンズが感謝するやり方を取った。アダムも意気に感じて、バック(ショーウォルター氏)のために本物のリーダーになったんだ」という、当時の番記者のコメントを紹介している。

 同局によると、ショーウォルター氏がメッツの監督候補に挙がった頃、ジョーンズは自身のツイッターに「これは素晴らしいことになると思う」「彼は全ての人を向上させ、責任感を持たせることができる!」などとコメントを寄せていた。

 また、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」によると、やはりオリオールズで薫陶を受け、現在はパドレスでプレーするマニー・マチャド内野手もかつての師の監督復帰を歓迎した。「監督として彼は素晴らしく、一緒にプレーできた監督の中で最高の1人だ。まだ若かった私は彼から多くのことを学んだ。そのおかげで今の自分がある」と語っている。

(Full-Count編集部)

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