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山本由伸、モイネロ、栗林良吏… 12球団で最も“空振り”を奪う投手は誰?

バットに当てられた割合を示す「Contact%」が低いのは栗林に

「SwStr%」は全投球に対しての空振り割合だが、では、打者がスイングした際に、空振りになる割合はどうなるか。「Contact%」はスイングした際に、バットに当たった割合を示す指標。この数値が低いほど、バットに当てさせない投手となる。

 30イニング以上投げた投手でこの「Contact%」が最も低いのは栗林だ。61.4%となっており、10スイングのうち、約4回は空振りを奪っていた事になる。栗林に次ぐのはモイネロ(62.6%)で、松井(64.8%)、日本ハムの杉浦稔大(66.3%)となる。

 70イニング以上投げた先発投手では変わらず山本がトップ。「Contact%」は71.0%で10スイングのうち約3回が空振りだったことになる。投手4冠に輝いた右腕は、やはり高い数値を示していた。マルティネスが71.6%、今永が72.2%で続く。なお、ソフトバンクの千賀滉大は72.8%だった。

 ちなみに「SwStr%」が低い投手は30イニング以上投げた投手ではソフトバンクの高橋礼、DeNAの上茶谷大河で5.1%。70イニング以上投げた先発では阪神の伊藤将司が6.5%で最も低く、DeNAのフェルナンド・ロメロ(6.7%)、巨人の高橋優貴(6.8%)も低く、この面々は「Contact%」でも高い数値を叩き出していた。

(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。

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