楽天加入の西川遥輝が入団会見 背番号「6」、石井監督の口説き文句が決め手

日本ハムから楽天に移籍する西川遥輝【写真:石川加奈子】
日本ハムから楽天に移籍する西川遥輝【写真:石川加奈子】

「石井監督に『これは運命なんだ』と言っていただいた」

 今季中に海外FA権を取得したものの日本ハムを自由契約となっていた西川遥輝外野手が25日、オンラインで入団会見を行った。背番号は「6」に決定。「石井監督に『これは運命なんだ』と言っていただいたことが決め手でした」と楽天加入を決めた胸の内を明らかにした。

 今季は130試合で打率.233、3本塁打35打点と不振に終わった西川。オフに日本ハムから“ノンテンダーFA”となり「不安でしたし、もしかしたら野球ができなくなるんじゃないかとネガティブな考えにもなりました。本当にホッとしました」と率直な心境も告白した。

 背番号は今季まで藤田一也内野手が背負った「6」に決まった。藤田もまたDeNAに移籍が決まっており、西川は「今年まで付けていた藤田選手に連絡し『6番を付けさせていただきます。光栄です』と申し上げました。藤田さんから『俺の方が光栄だわ』と言ってもらえて、うれしく、気が楽になりました」と語った。

 楽天は2018年から今季まで、4年連続でチーム盗塁数がリーグワースト(2019年は日本ハムとタイ)。今季はスタメン1番を小深田が66試合、辰己が36試合、山崎剛が33試合務め、固定できなかった。西川には“切り込み隊長”として走力発揮が期待される。

 楽天の外野陣は今季、左翼に打点王の島内、中堅にゴールデン・グラブ賞を初受賞した辰己、右翼にチームトップの打率.280をマークした岡島がいて、ほぼ不動。この3人はいずれも西川と同じ左打者でもあるが、来季は西川が左翼、島内はDHに回る布陣が考えられる。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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