イチロー氏に匹敵と注目されるも… メッツの安打製造機がトレード放出の窮地に

メッツのジェフ・マクニール【写真:Getty Images】
メッツのジェフ・マクニール【写真:Getty Images】

メッツのマクニールは2019年に162安打を放ったものの…

 かつての安打製造機が窮地に立たされている。2019年に162安打を放ったメッツのジェフ・マクニール内野手にトレードの噂が浮上している。

 米最大の移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は「メッツがジェフ・マクニールとドミニク・スミスのトレードを画策か?」と題した記事を掲載。報道によると、複数の球団がマクニールのトレードについて、メッツに問い合わせを行ったという。

 マクニールはメジャー2年目の2019年に133試合で打率.318をマーク。メジャー1年目ないし2年目の選手で前半戦打率.345で終えたのは、マリナーズのイチロー氏(現会長付き特別補佐兼インストラクター)以来の快挙で、この年は162安打、23本塁打を打って一躍、メッツのレギュラーへと上り詰めた。2020年も52試合で打率.311を記録したが、今季は一転、120試合で打率.251、7本塁打止まりに終わっていた。

 記事では、現在、ロックアウトの原因となっている新たな労使協定においてナ・リーグにもDH制が採用された場合のことに触れ「自由気ままに資金を使えるメッツが実績のあるスター選手を新たに獲得してそのスポットを埋める可能性もグンと高くなってくるのかもしれない」と、メッツの更なる補強の可能性と、マクニールの立場の危うさを指摘した。

 2019年にはオールスターにも出場した安打製造機のマクニール。イチロー氏に匹敵する打者としても注目を集めたが、それから2年が経過し、その地位は大きく揺らいでいるようだ。

(Full-Count編集部)

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