パ6球団の補強進捗は? 西武と日本ハムが最多4人の助っ人獲得、鷹も積極的に動く

日本ハム・新庄剛志監督(左)とソフトバンクにFA移籍した又吉克樹【写真:荒川祐史】
日本ハム・新庄剛志監督(左)とソフトバンクにFA移籍した又吉克樹【写真:荒川祐史】

オリックスは17日に3人の助っ人加入を一斉に発表

 ヤクルトが20年ぶりの日本一を勝ち取った2021年も残すところあとわずか。プロ野球界はオフシーズンに突入し、各球団が来季に向けたチーム編成を進めている。新年を迎える段階で、各球団の補強はどこまで進んでいるだろうか? ここではパ・リーグ球団を見ていこう。

【オリックス】
ジェシー・ビドル投手
ジェイコブ・ワゲスパック投手
ブレイビック・バレラ内野手

 今季パ・リーグを制したオリックスは17日に左腕・ビドル、右腕・ワゲスパック、スイッチヒッターのバレラの加入を一斉に発表。ビドルはリリーフ、ワゲスパックは先発タイプで、バレラは内外野を守れるユーティリティタイプの選手となっている。

【ロッテ】
タイロン・ゲレーロ投手

 2位だったロッテは最速160キロ超の剛腕・ゲレーロを獲得。身長203センチ、体重112キロの巨漢右腕はリリーフとして期待される。ロメロ、レアード、マーティン、エチェバリアの残留も決まった。

【楽天】
クリス・ギッテンス内野手
ホセ・マルモレホス内野手
西川遥輝外野手
川島慶三内野手
釜元豪外野手(育成)

 楽天は一塁と外野を守れる左打者のマルモレホス、前ヤンキースの大砲・ギッテンスの獲得を発表。マルモレホスは今季3Aで打率.338、26本塁打を放った強打者で、ギッテンスも3Aの45試合で14本塁打を放っている。また、日本ハムから自由契約となった西川遥輝、ソフトバンクを戦力外となった川島慶三と釜元豪も迎え入れた。

【ソフトバンク】
又吉克樹投手
コリン・レイ投手
フレディ・ガルビス内野手
藤井皓哉投手(育成)
マルコ・シモン外野手(育成)
アレクサンダー・アルメンタ投手(育成)
マイロン・フェリックス投手(育成)
フランケリー・ヘラルディーノ内野手(育成)

 8年ぶりのBクラスに終わり、ソフトバンクは積極的に補強に動いている。FA補強で中日から又吉克樹を獲得。メジャー通算109本塁打を放っているガルビスの獲得も決まり、今季途中まで在籍していたコリン・レイの復帰も決まった。V奪還に向けて積極的なチーム強化を行うと同時に、3軍制の拡大に伴い、育成で若い外国人選手4人も加入する。

【日本ハム】
アリスメンディ・アルカンタラ内野手
ジョン・ガント投手
コディ・ポンセ投手
レナート・ヌニエス内野手
古川侑利投手(育成)

 新庄剛志新監督が就任する日本ハムも積極的な外国人補強を行った。新外国人4人は12球団でも西武と並び最多。ヌニエスはメジャー通算56本塁打を放っている大砲。ポンセは2019年の「プレミア12」で米国代表メンバーで、ガントもメジャー通算24勝をマークしている。

【西武】
ディートリック・エンス投手
ボー・タカハシ投手
ジャンセン・ウィティ内野手
ブライアン・オグレディ外野手

 オフに全外国人が退団となった西武は、日本ハムと並び12球団最多の4人の助っ人加入が決定。ジャンセンは3Aで打率.299、19本塁打。内野と外野が守れるユーティリティとして起用の幅が広がりそう。中距離ヒッターのオグレディは外野手。左腕不足のチーム状況で、エンスにかかる期待も大きい。

(Full-Count編集部)

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