2軍で2冠王の長距離砲、韋駄天は復活なるか…最下位からの逆襲へ、西武期待の若手

44試合で20盗塁の韋駄天・若林は故障からの完全復活なるか

〇若林楽人外野手(2年目・24歳)
 駒大から2020年ドラフト4位で入団したスピードスターは今季、開幕1軍を果たして4月上旬には1番に定着。持ち前の脚力で盗塁を量産していたが、5月30日の阪神戦で左膝前十字靱帯を損傷する不運に見舞われた。1年目は44試合で打率.278(144打数40安打)、2本塁打、20盗塁。今季パ盗塁王の盗塁数は24で、怪我がなければタイトルを手にしていた可能性が高い。復帰時期は不透明だが、戻ってくれば大きな戦力になるだろう。

〇タイシンガーブランドン大河内野手(2年目・24歳)
 東農大北海道オホーツクから2020年ドラフト6位で入団。若林とともに開幕1軍切符を掴み、3月30日の日本ハム戦で初アーチを放ったが、その後は1軍と2軍を行ったり来たり。1軍成績は32試合で打率.247(81打数20安打)3本塁打8打点だった。2軍では6月に月間打率.408で「ファーム月間MVP」を受賞するなど、打率.273、10本塁打をマークした。

 2021年ドラフト会議では、先発左腕の即戦力候補として、1位で西日本工大の隅田知一郎投手、2位で筑波大の佐藤隼輔投手を指名。課題だったサウスポーの補強にも成功した。辻発彦監督が就任6年目を迎える2022年、若い選手が力を発揮すれば2019年以来のリーグ制覇も見えてくる。

(Full-Count編集部)

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