ポスト吉田正尚、153キロのドラ1右腕、正二塁手候補 オリックス2022年期待の若手5人

オリックス・山下舜平大(左)と来田涼斗【写真:荒川祐史】
オリックス・山下舜平大(左)と来田涼斗【写真:荒川祐史】

来田はルーキーイヤーの昨季に高卒新人で史上初となる初打席初球本塁打をマーク

 オリックスは2022年、2年目のシーズンを迎える中嶋聡監督のもとリーグ連覇、1996年以来の日本一を目指す。アダム・ジョーンズら助っ人が退団したが大きな戦力ダウンはなかった。宮城大弥、紅林弘太郎ら若手がブレークしたが、まだまだ将来のチームを背負って立つ主力候補が揃っている。来季ブレークが期待させる顔ぶれを取り上げる。(2022年の満年齢)

○山下舜平大投手(2年目・20歳)
 2020年のドラフト1位右腕は1軍登板なかった。最速153キロの直球、カーブを武器にまずは2軍で経験を積み18試合に登板し2勝9敗、防御率5.48の成績を残した。2022年に向け新球種となるフォークを取得中、投球の幅が広がれば更なるレベルアップに期待できる。宮城に続き高卒2年目でのブレークを目指す。

○本田仁海投手(5年目・23歳)
 2018年に右肘手術により育成選手も経験した右腕。150キロを超える直球には力があり、今季もシーズン途中に1軍昇格を果たして2試合に登板した。高いポテンシャルを秘めているだけに一皮むければ十分に1軍の戦力になる逸材。今シーズンはプロ初白星、先発ローテ入りに期待がかかる。

○来田涼斗外野手(2年目・20歳)
 ルーキーイヤーの今季は1軍で23試合に出場し打率.211、2本塁打8打点。高卒新人で史上初となる初打席初球ホームランをマークし周囲を驚愕させた。2年連続首位打者で日本を代表する打者・吉田正尚の自主トレにも帯同する。確実性が増せば一気にレギュラー獲得する可能性もありそうだ。

○太田椋内野手(4年目・21歳)
 今季は「2番・二塁」で開幕スタメンを勝ち取ったが、レギュラー定着とはならず。それでもシーズン終盤に1軍に再昇格を果たすとCS、日本シリーズにも出場した。打率1割台と課題は明確だが、パンチ力のある打撃は魅力の一つ。紅林とともに二遊間コンビとしての期待は大きい。

○野口智哉内野手(1年目・23歳)
 2021年のドラフト2位ルーキー。関大では1年春からリーグ戦に出場し、関西学生リーグで史上31人目の通算100安打を達成した。即戦力として期待されており春季キャンプ、オープン戦で結果を残せばチームの課題だった正二塁手を奪うことも十分にありそうだ。

(Full-Count編集部)

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