1打席に要した時間は「20万4742分」!? 2021年の“奇妙な試合”を米メディアが特集

再開されたメッツ戦で打席に立つマーリンズのアギラール【写真:Getty Images】
再開されたメッツ戦で打席に立つマーリンズのアギラール【写真:Getty Images】

日本では適用されない「サスペンデッド」が引き起こす数々の事件

 日本プロ野球では現在採用されていない「サスペンデッドゲーム(一時停止試合)」が大リーグにはある。天候や設備の故障が理由で試合を一時停止し、後日再開するものだ。このルールによる“奇妙な現象”を米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」が紹介している。

 昨季の「奇妙だけど本当にあった試合10選」の1つに紹介されているのは、4月11日(日本時間12日)にニューヨークで始まったメッツ対マーリンズだ。1回表マーリンズの攻撃、1死一塁で打席にはヘスス・アギラールという状況で、雨天のためサスペンデッドとなった。再開されたのは142日後の8月11日(同12日)だ。

 中断されたアギラールの打席は、完了するまでに20万4742分を擁し、これは著者のジェイソン・スターク氏によれば「野球史上最も長い打席」だったという。さらにアギラールは1つの打席で、メッツのマーカス・ストローマンとタイフアン・ウォーカーの2投手と対戦、一ゴロに倒れた。

 さらにマーリンズの先発としてラインナップにあったジョン・カーティス投手は、1回裏の攻撃が始まる前にブルージェイズへトレードされ、1人の打者とも対戦することなくこの試合を終えている。7月31日にメッツにトレードされてきたハビアー・バエズ内野手は再開された後に代打出場。41年ぶりに「同じ日に2つのチームで得点と打点を挙げた」選手となった。

 また、7月21日(日本時間22日)にアトランタで行われたブレーブス対パドレスのダブルヘッダー第2試合は、9月24日(同25日)にサンディエゴに場所を変えて終わった。両方の都市で、実に4時間半に及んだ雨天中断の影響だった。

 アメリカには時差がある。この試合は東部標準時のエリアで始まり、西海岸の太平洋標準時のエリアで終わった史上初めてのダブルヘッダーとなった。29号、30号と2試合連発したパドレスのフェルナンド・タティスJr.内野手は、別のタイムゾーンで行われたダブルヘッダーの両試合で、本塁打を打ったことになる。

 試合中にトレードされた選手がこちらにもおり、ダニエル・ハドソン投手は7月30日にナショナルズからパドレスへ移籍してきた。一方ブレーブスにもアダム・デュバル外野手がマーリンズから加入した。試合がサンディエゴで再開された後、デュバルはハドソンから本塁打を放っている。ただ7月22日の試合のスコアを見ると、この2人はマーリンズとナショナルズの試合にもともに出場している。

(Full-Count編集部)

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