今秋ドラフト上位候補は? 日体大の二刀流やイチロー氏に直接指導受けた長距離砲も

近江高・山田陽翔、早大・蛭間拓哉、東京ガス・益田武尚(左から)【写真:上野明洸、小林靖、鉾久真大】
近江高・山田陽翔、早大・蛭間拓哉、東京ガス・益田武尚(左から)【写真:上野明洸、小林靖、鉾久真大】

日体大・矢澤は投打で評価が高い二刀流

【大学生】
・矢澤宏太(日体大)
・蛭間拓哉(早大)
・山田健太(立大)
・森下翔大(中大)

 大学生では、二刀流の日体大・矢澤だろう。首都大学リーグでは、2年秋に外野手としてベストナインを獲得。3年春から「4番・投手」として出場する機会も多く、投手としては最速150キロの直球と切れ味鋭いスライダーを武器に、三振の山を築く。本人は「投手でも野手でもドラフト1位の評価をされるように」と二刀流に意欲を燃やしている。

 東京六大学からは、早大・蛭間と立大・山田を選出した。蛭間はリーグ戦通算10本塁打の外野手。大型二塁手の山田は、大阪桐蔭高2年時の選抜で優勝を経験。立大では1年秋にベストナインなど活躍している。ともに大学日本代表候補に選ばれた。

 中大の森下も高校時代から注目されていたスラッガーだ。神奈川・東海大相模高では、通算57本塁打。大学でも1年春から右翼でレギュラーを掴んでいる。

【社会人】
・河野佳(大阪ガス)
・片山皓心(Honda)
・益田武尚(東京ガス)

 社会人でドラフト上位といわれているのが、大阪ガス・河野だ。広島・広陵高から入部した“佐々木朗希世代”の右腕は、7月の日本選手権で4試合に登板して無失点。チームの優勝に貢献し、MVPを獲得した。都市対抗でも初戦の伏木海陸運送戦で完封勝利を収めた。

 遅咲きの左腕・Hondaの片山にも期待が懸かる。茨城・日立一高時代は、控え投手だったが、桐蔭横浜大で急成長。最速148キロの直球を武器に、ドラフト上位候補まで上り詰めた。東京ガスの益田は、都市対抗では左脇腹を痛めて1球で降板するアクシデントがあったが、最速153キロの本格派右腕だ。

(Full-Count編集部)

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