最速150キロ超える“剛球左腕”がズラリ セ各球団の「ドラ1以外」の即戦力候補

中日・石森大誠(左)と巨人・山田龍聖【写真:火の国サラマンダーズ、荒川祐史】
中日・石森大誠(左)と巨人・山田龍聖【写真:火の国サラマンダーズ、荒川祐史】

火の国サラマンダーズから中日入りの155キロ左腕は抑え候補?

 昨年10月に行われたドラフト会議から3か月が経とうとしている。支配下で指名を受けた78人は、新人合同自主トレを経て、初めての春季キャンプを迎える。ドラフト1位に注目が集まるが、2位以下でも“即戦力”として期待される選手が多くいる。今回はセ・リーグ各球団の「ドラ1以外」の即戦力候補を、1人ずつピックアップしてみた。

○ヤクルト:丸山和郁外野手
 ドラフト2位で明大から入団。身長174センチと小柄ながら、50メートル5秒台の俊足と強肩が武器だ。ヤクルトの外野は昨季、主に塩見泰隆、青木宣親、サンタナが守ったが、それに次ぐ層が厚いとは言い難く、食い込めるチャンスもありそうだ。

○阪神:鈴木勇斗投手
 創価大からドラフト2位で入団した最速152キロ左腕。3位入団の左腕・桐敷拓馬(新潟医療福祉大)とともに即戦力として期待される。チームには、高橋遥人や伊藤将司など次世代を担う先発左腕が多い。切磋琢磨して数年後には左腕王国を築き上げるか。

○巨人:山田龍聖投手
 最速153キロを誇る速球派左腕。富山・高岡商高からJR東日本入りして3年目の昨季急成長。ドラフトで2位指名を受けるまでに成長した。チームの左腕には高橋優貴、メルセデスらがいるが、ローテの一角に食い込めるか。

○広島:森翔平投手
 ドラフト2位で三菱重工Westから入団。最速150キロの直球とカットボールを中心に、多彩な変化球を投げ分ける。1位の黒原拓未(関学大)との“左腕コンビ”でチームを底上げしたい。

○中日:石森大誠投手
 ドラフト3位指名で九州独立リーグ・火の国サラマンダーズから入団。昨年の指名選手ではチーム唯一の投手だ。最速155キロの直球を武器にしており、将来的には抑え候補になりそうな左腕だ。

○DeNA:三浦銀二投手
 4位指名で法大から入団した右腕は、4年春の東京六大学リーグの慶大戦で“ノーヒットワンラン”も記録した。2位指名の徳山壮磨(早大)に負けじと、同姓の三浦大輔監督のもとで先発ローテーション入りを狙う。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY