MLBロックアウト解決への交渉が「2週間以内に再開」と米報道 鈴木誠也の去就にも影響

MLB機構のロブ・マンフレッドコミッショナー【写真:Getty Images】
MLB機構のロブ・マンフレッドコミッショナー【写真:Getty Images】

12月2日のロックアウト入りから、契約を含めたすべての交渉がストップ

 12月から続いている米大リーグのロックアウトについて、正常化を目指した労使間の交渉がまもなく再開されるのではないかという期待感が高まっている。米メディア「MLBトレード・ルーマーズ」が「大リーグ機構は2週間以内に、MLB選手会へ交渉の核となる経済面の提案を行うと見込まれる」と報じた。

 記事によれば先週から、大リーグ機構は現在、選手会に提案する経済的な提案を準備しているという記者の報告が相次いでいる。さらに米紙USAトゥデイのボブ・ナイチンゲール記者は10日(日本時間11日)に「機構は選手会への提案を2週間以内にする予定だ」とさらに具体的な予定を報じたという。もし提案がなされれば、12月2日(同3日)にロックアウトが始まって以降、初めてと言える進展だとしている。

 さらに、仮に労使が合意に至っても、協定の締結や、選手のキャンプ地入りにはなお数週間かかると指摘。例年通り、2月中旬のキャンプイン、そしてすでに日程が発表されている2月26日(同27日)のオープン戦開幕を目指そうとすれば、2週先の金曜日となる1月21日頃に議論が再開できたとしても、それほどの時間的余裕はないという。

 ロックアウトの状況下では、大リーグ移籍を目指し広島からポスティングされている鈴木誠也外野手や、マリナーズからFAとなった菊池雄星投手の契約交渉も進めることができない。日本人大リーガーにも大きな影響を与える交渉は、ようやく前進をみせるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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