通算200勝左腕レスター引退 38歳で決断「肉体的にしんどくなってきている」

レッドソックスなどで通算200勝を挙げたジョン・レスター【写真:Getty Images】
レッドソックスなどで通算200勝を挙げたジョン・レスター【写真:Getty Images】

2007年には松坂大輔氏とともにレッドソックスを世界一に導いた

 レッドソックスなどで通算200勝を挙げたジョン・レスター投手が現役を引退することを表明した。2007年には西武から移籍してきた松坂大輔氏とともに世界一に導いた左腕は、米スポーツ局「EPSN」に思いを語った。

 38歳のレスターは「肉体的にしんどくなってきている。1年間プレーする中で生じる些細なことが大きな問題に変わっていく。それが自分のパフォーマンスの妨げになるってこと」と思いを吐露。続けて「それなりにしっかり自己分析できる人間だと思いたい。私がこれ以上できないと、他人に言われたくない」と明かした。

「2007年のワールドシリーズ第4戦の前に、緊張したのを覚えている。2013年のワールドシリーズ第5戦のマウンドに立った時のことも覚えている。2勝2敗のタイの状態でね。その試合で、マウンドのすぐ後ろに紙飛行機が飛ばされてきたんだ。今でも覚えているよ」と数々の思い出を語った。

 現カブス監督で、レスターのカブス時代の最初の2年間で専属捕手を務めたデビッド・ロスは「彼は私が出会った人の中で、誰よりも懸命にプレーしていた。他人への振る舞い方、設定する目標の在り方、フィールド内外での行動。野球選手を作り上げるなら、彼こそが模範となるべき選手」と人間性を称えた。

 レスターは2002年にドラフト2巡目指名でレッドソックスに入団。2008年にはノーヒットノーランを達成、2018年のカブス時代には18勝で最多勝にも輝いた。大リーグ通算成績452試合で200勝117敗、防御率3.66。

(Full-Count編集部)

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