坂本勇人2世に192cm右腕、将来の正捕手候補 戦力の底上げ図るヤクルトの若手有望株

ヤクルト・武岡龍世【写真:荒川祐史】
ヤクルト・武岡龍世【写真:荒川祐史】

日本一連覇へ育成3選手が1軍キャンプ、ベテラン勢は2軍スタート

 2年連続最下位から20年ぶりの日本一に輝いたヤクルトは、チームの底上げを図る春季キャンプとなる。沖縄・浦添市で行う1軍キャンプには育成3選手を抜擢。一方で内川聖一内野手らベテラン勢は2軍スタートとなった。ここでは日本一連覇を目指すヤクルトの若手選手に注目していきたい。

○丸山翔大投手
 2020年育成ドラフト4位で入団。昨季はイースタンで15試合に登板して1勝0敗、防御率3.06。17回2/3で21奪三振を記録した。身長192センチの長身から投げ込む速球とフォークを武器にする右腕。支配下登録への期待はもちろん、大化けの可能性を秘める存在と言えそうだ。

○宮台康平投手
 東大出身左腕は2020年オフに日本ハムから戦力外通告を受け、12球団合同トライアウトを受験。ヤクルトと支配下登録を結んだ。昨年9月に1軍昇格したものの、1軍での登板機会はなかった。イースタンでは27登板して防御率2.13をマーク。移籍2年目で初の1軍キャンプでは中継ぎ争いに挑む。

○内山壮真捕手
 2020年ドラフト3位で星稜高からヤクルト入り。イースタンでは74試合出場し、打率.231、8本塁打、25打点。36四球と選球眼も良く、1軍でも6試合に出場した。高校通算34本塁打の長打力を秘める強肩捕手。1学年上の先輩に当たる奥川恭伸とバッテリー、将来の正捕手候補としてアピールしたいところだ。

○武岡龍世内野手
 2019年ドラフト6位でヤクルト入りした20歳は昨季イースタンでリーグ2位の82安打を記録。1軍では1試合出場にとどまったものの、ファームでチーム最多の88試合出場と経験を積んだ。走攻守揃った内野手で八戸学院光星高出身。「坂本勇人2世」と期待される20歳はチャンスをつかめるか。

○丸山和郁外野手
 昨年ドラフト2位で明大からプロ入りし、新人で唯一1軍キャンプスタートとなった。50メートル5秒8の俊足で守備範囲も広く、即戦力と期待は大きい。高校、大学と日本代表入りするなど経験も豊富。開幕1軍、さらに外野の定位置争いへ割って入りたいところだ。

(Full-Count編集部)

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