2軍の本塁打王や将来の正捕手候補に期待 西武1軍キャンプに抜擢された若手選手は?

西武・渡部健人【写真:宮脇広久】
西武・渡部健人【写真:宮脇広久】

2年目のドラ1渡部健人は昨季2軍の2冠王

 昨季、実に42年ぶりのパ・リーグ最下位に沈んだ西武。宮崎県日南市南郷町で行われるA班(1軍)キャンプに抜擢された若手選手には、巻き返しに必要不可欠な“刺激”をチームに与えることが求められる。ここではどんな選手がいるのか、チェックしてみたい。

○渡部健人内野手
 桐蔭横浜大からドラフト1位で入団して2年目を迎える。昨季2軍では19本塁打、64打点で2冠に輝いた。ライバルは清宮幸太郎(日本ハム)で、本塁打キングを分け合い、打点では4差をつけた。90試合で.228という打率と104三振に表れている通り、確実性の向上が課題。

○古賀悠斗捕手
 中大からドラフト3位で入団したルーキー。背番号22からも分かる通り、次代の正捕手候補として大きな期待を背負う。中大では2年から正捕手、4年時には主将を務め東都大学リーグのベストナインも。福岡大大濠高では三浦銀二投手(法大-DeNA4位)とバッテリーを組み、U-18日本代表にも選ばれた。

○牧野翔矢捕手
 遊学館高からドラフト5位で入団し4年目。昨季は2軍34試合に出場し打率.272、1本塁打。有鉤骨を骨折した2020年からは大きな進歩を見せた。捕手には珍しい俊足が武器で、初の1軍出場を掴めるか。

○長谷川信哉内野手
 敦賀気比高から入団して2年目の育成選手。昨季は2軍で内外野の複数ポジションを守り、72試合に出場し打率.229。8盗塁して失敗はわずか1つという俊足が自慢だ。東京五輪期間に行われたエキシビションマッチで中日のライデル・マルティネスから本塁打。高いユーティリティ性で1軍枠に食い込めるか。

○高木渉外野手
 真颯館高(福岡)から育成選手として入団し5年目。1年目の2018年オフに支配下に昇格している。昨季は1軍出場こそ6試合、15打数1安打の打率.067に留まったものの、2軍では70試合に出場し打率.252、12本塁打の強打を見せた。西武の外野は、昨季100試合以上守った選手がおらずレギュラー不在。打力でアピールできるだろうか。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY