元Gマイコラスは19億円超の年俸に見合う活躍が可能か 米メディアが示す期待と不安

カージナルスのマイルズ・マイコラス【写真:Getty Images】
カージナルスのマイルズ・マイコラス【写真:Getty Images】

マイコラスは怪我で2020年を全休、昨年は9試合登板で2勝だった

 2015年から2017年まで巨人に在籍したマイルズ・マイコラス投手。メジャー復帰1年目の2018年目にカージナルスで18勝を挙げて最多勝に輝いたが、2020年に右前腕の手術を受けて全休、復帰した昨年も右肩痛で出遅れ、9試合登板にとどまった。33歳の右腕は復活できるのか。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」が占っている。

 カージナルスは昨季、90勝72敗でナ・リーグ中地区2位。ワイルドカードゲームでドジャースに敗退した。先発陣は40歳のベテラン右腕アダム・ウェインライトが17勝を挙げるも、エースとして期待されたジャック・フラハーティは腹斜筋や肩の怪我で3度負傷者リスト(IL)入りし、17登板で9勝に終わった。

 アレナド、オニール、ゴールドシュミットら攻撃陣にタレントを揃えるカージナルス。課題の先発陣強化のため、このオフに昨季ブルージェイズで14勝を挙げた左腕スティーブン・マッツを4年4400万ドル(約50億6900万円)で獲得したが、記事は「ハドソンとマイコラスが、昨年離脱の原因となった故障から復活してくれることが(カージナルスの)願いだ」と伝えている。

 マイコラスの昨季成績は9試合登板で2勝3敗、防御率4.23。8月中旬に先発ローテに本格復帰した。記事は「(昨年)8月中旬に復帰してから投球は前進した。9月中旬になると6回に入ってもマウンドに立ち続けることがあり、制球力も改善し三振も増えた」と今季の活躍に向けたポジティブな要素を挙げた。ただ、一方で「彼の長きに渡る故障歴は懸念材料だ」とも伝えている。2019年2月に4年総額6800万ドル(約78億3500万円)でカージナルスと契約延長したマイコラス。この契約に見合う活躍ができるか、今季のパフォーマンスが注目される。

(Full-Count編集部)

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