史上最低か最高か… 超絶インパクトの“惑星系ユニホーム”をMLBが再注目

メッツで活躍したマイク・ピアッツァ【写真:Getty Images】
メッツで活躍したマイク・ピアッツァ【写真:Getty Images】

メッツが1999年に「Mercury」と書かれたユニホームを着用した

 メッツが1999年に着用した“惑星ユニ”が再び注目されている。MLB公式が「これは史上最低(あるいは最高)のユニホーム?」とした記事を再掲。奇抜なデザインの裏側が明かされている。

 1999年にメジャーで行われた「ターン・アヘッド・ザ・クロック」(時計を前に)というプロモーションの一環だった。発端となったのはその前年にマリナーズが行った同名のイベント。復刻ユニホーム企画の会議中に、マリナーズのマーケティング担当のケビン・マルティネス氏が「未来に行ってみたらどうだろう?」と発案。当時チームのスター選手だったケン・グリフィーJr.にアイデアを伝えると、乗り気になりデザインを考案した。

 これが話題となり、当時、オールスターのホームランダービーの権利を持っていた不動産会社「センチュリー21」がスポンサーとなり「ターン・アヘッド・ザ・クロック」をリーグ全体で行うことになった。チームによって差はあったが、ノースリーブ、Vネック、大きすぎるロゴといった特徴的なユニホームを多くの球団が着用していた。

 メッツも同プロモーションに参加し、1999年7月27日(日本時間28日)のパイレーツ戦で着用。「マーキュリー・メッツ」という名前でユニホームを変えるだけでなく、コンセプトも設定した。「近未来」である2021年、メッツは水星(マーキュリー)に移転しており、1試合だけ当時のメッツ本拠地であるシェイ・スタジアムに戻ってきたという設定だった。

 試合には1-5で敗戦。翌朝の地元紙「デイリー・ニュース」の裏面のヘッドラインには大きな文字で「UGLY(醜い)」と書かれた。22年前に「近未来」をイメージした特徴的すぎるユニホームは、大きなインパクトを残したことは間違いないようだ。

【実際の写真】近未来イメージは史上最低?最高? 1999年にメッツが着用した「Mercury」ユニホーム

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