大減俸と環境変化を受け入れ再出発… 決断分かれた“ノンテンダーFA”3選手の去就

日本ハムから「ノンテンダーFA」となった秋吉亮、大田泰示、西川遥輝(左から)【写真:石川加奈子】
日本ハムから「ノンテンダーFA」となった秋吉亮、大田泰示、西川遥輝(左から)【写真:石川加奈子】

秋吉は独立リーグ福井へ「プレーをさせてもらいながらNPB復帰を目指す」

 前日本ハムの秋吉亮投手が、独立リーグ・日本海オセアンリーグに加盟する「福井ネクサスエレファンツ」に入団することが発表された。これで、今オフに日本ハムから「ノンテンダーFA」となった3選手の去就が決定。それぞれ新天地が分かれた中、再起に向けたシーズンが始まる。

 球団が来季の契約を提示せず、“市場に放出”する「ノンテンダー」。主に契約がコストに見合わなくなった際に用いられる手法で、選手は自由契約に。球団側は、秋吉に加えて西川遥輝外野手、大田泰示外野手の3人に通達していた。

 真っ先に新天地が決まったのは大田。リーグを移り、DeNAと年俸5000万円で契約した。昨季の1億3000万円からは8000万円ダウンに。西川は同じパ・リーグの楽天入り。ただ、こちらも昨季の2億4000万円から1億5500万円ダウンの8500万円での契約となった(金額は推定)。

 一方、秋吉が選んだのは独立リーグ。当然、NPBよりは厳しい環境でのプレーとなる。3月に33歳を迎える変則右腕は、自身のツイッターで「独立リーグでプレーをさせてもらいながらNPB復帰を目指す事とさせていただきました」と投稿。返り咲いた選手は過去にはいる中で、わずかでも可能性にかける。

 大減俸や環境の変化を受け入れ、ノンテンダーを経ての再出発。西川と大田は2月1日にキャンプイン。3人の“逆襲”に期待したい。

(Full-Count編集部)

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