前DeNA乙坂がメキシカンリーグ加入 球団関係者の5年越しの思い「ずっと調査してきた」

元DeNA・乙坂智【写真:荒川祐史】
元DeNA・乙坂智【写真:荒川祐史】

2017年オフにウインターリーグで打率.410、OPS.967と好結果

 昨オフにDeNAを退団した乙坂智外野手がメキシカンリーグのメキシコシティ・レッドデビルズ(スペイン語名ディアブロス・ロホス・デル・メヒコ)へ入団することが決まったと球団公式サイトが伝えた。新天地では元阪神のジャスティン・ボーア内野手とチームメートとなる。

 乙坂は2011年ドラフト5位でDeNA入り。2019年には97試合に出場するなど活躍した。しかし、昨季は新型コロナウイルス感染防止対策で不要不急の外出を禁止する球団ルールに違反したとして自宅謹慎処分を科されるなど、17試合出場、打率.211、0打点にとどまっていた。NPB通算468試合出場して打率.229、10本塁打、53打点。

 メキシカンリーグには2017年オフにウインターリーグに参戦。27試合に出場し、100打数41安打の打率.410、OPS.967と結果を出した。球団公式サイトは「打率.410を記録するなど成功していたこと考えれば加入は驚きではない」と言及。球団関係者のコメントを紹介している。「トモ・オトサカは私たちがずっと調査してきた選手です。(2017年に)彼が見せたリードオフヒッターとしての実績、またその素晴らしい守備と外野でのスピードから、私たちは注目していました」。

 28歳とまだまだ働き盛り。異国での新天地で再び輝きを放つことができるか注目だ。

【画像】「あなたの家へようこそ」 日本語メッセージも添えられたメキシコシティ・レッドデビルズの歓迎ツイート

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