王会長期待のドラ2と高卒2年目の“井端2世”… 鷹キャンプで存在感示した2人の若手

ソフトバンクのドラ2・正木智也(左)、川原田純平【写真:福谷佑介】
ソフトバンクのドラ2・正木智也(左)、川原田純平【写真:福谷佑介】

投手陣の打撃投手登板で本塁打を放った正木と鋭い当たりを放った川原田

 ソフトバンクは3日、宮崎春季キャンプ第1クールの最終日を行った。この日から投手陣がフリー打撃の打撃投手に登板。徐々に実戦に向けて調整段階を上げていくなかで、2人の若手野手が存在感を発揮した。ドラフト2位ルーキーの正木智也外野手と高卒2年目の19歳・川原田純平内野手だ。

 慶大出身の正木は、大学時代のライバル校である早大出身の大竹耕太郎投手と対戦。左翼スタンドへ豪快な“プロ初本塁打”を放ち、持ち味であるパンチ力を披露。2020年ドラフト4位の川原田は1軍実績も豊富な武田翔太投手と対峙すると、ライナー性の鋭い当たりを放っていた。

 正木は即戦力ルーキーとして期待されている外野手。キャンプ初日に王貞治球団会長が「なかなか実戦的にやってるように感じましたね。慶応で頑張っていた選手で楽しみにしていたんですけど、これは良さそうだな、と。僕はそんな風に感じましたね」と注目していた存在。藤本監督も「遠くに飛ばせる力を持っている。いいところをどんどん見せてくれたらいい」と評価していた。

 川原田は青森山田高から入団し、2年目を迎える遊撃手。身長170センチと小柄ながら身体能力が高く、元々、守備面を高く評価されていた。1年間のプロ生活を経て力強さもアップし、この日の打撃を見た指揮官も「川原田なんかは芯で捉えていてよかった。目立っていたかな、と。2軍ではずっとライナー打て、と言ってきた。井端、宮本みたいな打者になりたいと。近づいてきているんじゃないか、まだまだですけどね」と目を細めていた。

 正木は外野、そして川原田は今宮ら遊撃手の“後継者”として期待される選手。次世代のソフトバンクを担う可能性のある若手がキャンプ序盤から、その魅力を存分に示している。

【動画】鷹指揮官も“井端2世”と絶賛 高い身体能力が武器の19歳・川原田純平の好守

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