新庄監督、次の注目は“初采配” 6日に紅白戦、8日に古巣・阪神戦を予定

日本ハム・新庄剛志監督【写真:荒川祐史】
日本ハム・新庄剛志監督【写真:荒川祐史】

グラウンドの内でも外でも驚き与えた第1クール

 新庄剛志監督の就任で注目を集める日本ハムのキャンプは、5日から第2クールに突入する。6日には紅白戦、8日には指揮官の古巣・阪神との試合が予定されており、初采配で何が飛び出すのか再び注目を集めそうだ。

 ここまでは驚きの連続だった。キャンプイン前日には、1軍キャンプ地のタピックスタジアム名護で花火大会を主催。2200発を打ち上げ「俺、監督として戻ってこられたんだと思ったら胸が熱くなって、涙腺がヤバくなりました……」と目をうるませた。そして1日はまず2軍視察を行う異例の発進。三輪オートバイのような「トライク」を30キロほど運転して乗りつけるという派手な場面が目につく。

 一方で、グラウンドでは選手の意識改革を促してきた。2軍キャンプの視察を終えると「練習も試合のようにやってほしい」と苦言を呈し、臨時コーチにタレントの武井壮さんを招いて体の使い方のレクチャーを受けた。選手が武井さんを質問責めにする姿には新庄監督も「質問しない印象のある選手たちが……」と驚いた様子だった。

 新庄監督は今季を「テスト」と位置付ける。結果を出せれば1軍、ダメなら2軍へ落とすという信賞必罰を徹底し、チームの力になれる選手を発掘していくつもりでいる。現状の組分けを「1軍、2軍」ではなく「BIG組、BOSS組」と呼んでいるのも、今いる位置は関係ないというメッセージだ。

 第1クール3日間のうち、2日間を2軍で過ごした。他球団の監督には見られない異例のスタイル。そこで選手たちには「ここを(開幕戦の行われる)PayPayドームだと思え」と説いている。実戦でも驚きの起用があるはずだ。起用に応えた“新庄チルドレン”たちが、3年連続5位から抜け出すためのキーマンになる。

(Full-Count編集部)

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