エンゼルスにノーノー左腕は「ピッタリはまる」 米メディアが“単年契約”進言する訳

WソックスからFAとなっているカルロス・ロドン【写真:AP】
WソックスからFAとなっているカルロス・ロドン【写真:AP】

Wソックスで昨季13勝のロドンは「1年契約が可能ではないか」

 大リーグ機構と選手会の交渉がまとまらず、昨年12月から続くメジャーリーグのロックアウト。移籍市場が凍結され、スプリングトレーニングの延期→短縮も現実味を帯びてきているが、米メディア「CBSスポーツ」はロックアウトが解除された時に「まずやるべきこと」を球団毎に列挙。2014年を最後にプレーオフから遠ざかっている大谷翔平投手所属のエンゼルスについては、ホワイトソックスからFAとなっている左腕カルロス・ロドン投手の獲得を挙げた。

 このオフにノア・シンダーガード、マイケル・ローレンゼンと2人の先発右腕を1年契約で獲得したエンゼルス。しかし「まだまだ投手が必要だ。ロドンは、明らかに(エンゼルスに)ピッタリはまる。彼はエンゼルスを大きく向上させるだろう」と記事は指摘する。

 投打二刀流の大谷がローテーションに入るエンゼルスは、今季も先発6人制が見込まれる。打者としてもチームに欠かせない大谷の投球数、登板数をコントロールするための措置で、これは左腕に故障歴があるロドンを「助けることになるだろう」とも解説する。ロドンは2019年に左肘のトミー・ジョン手術を受けている。

「おそらく長期契約の必要はないと思われる。シンダーガードやローレンゼンに似た“自分を証明するための1年契約”が可能ではないか。本当に彼はエンゼルスにとてもよくフィットする」と記事は伝える。29歳のロドンは昨季、規定投球回には到達しなかったが、自己最多の13勝を挙げて4月14日(日本時間15日)のインディアンス(現ガーディアンズ)戦でノーヒットノーランを達成した。実力は先発左腕の獲得なるか、ロックアウト解除後のエンゼルスの動きが注目される。

(Full-Count編集部)

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