突如マッチョ化した選手に注がれる“疑惑の目” 薬物検査ストップでも影響なし?

Wソックス監督時代のロビン・ベンチュラ氏【写真:Getty Images】
Wソックス監督時代のロビン・ベンチュラ氏【写真:Getty Images】

元ホワイトソックス監督のロビン・ベンチュラ氏が持論を展開

 ロックアウトの影響で、例年オフ期間にも行われていた薬物検査がストップしているメジャーリーグ。歯止めが効かない状況の中、スプリングトレーニングが始まってみたら筋骨隆々になった選手たちがいる可能性も……。ただ、元ホワイトソックス監督のロビン・ベンチュラ氏は、以前から“突如マッチョ化”した選手には疑いの目が注がれていたと強調。「見方が変わるとは思えない」と持論を語った。AP通信が伝えている。

 メッツが1994年以来28年ぶりに開催する「オールドタイマーズ・デー(OB戦)」についてのオンライン会見に出席したベンチュラ氏。メッツにも3年在籍したゴールドグラブ賞6度の元名手は、このオフにステロイド検査が止まっていることにも言及した。

「オフに薬物検査があった時だって、体格が良くなった選手がキャンプに現れたら、怪しいと思っていた人がいたものだ。だからその見方が変わるとは思えない」。“ステロイド時代”と呼ばれる1980年代後半から2000年代後半にかけて現役、指揮官としてグラウンドに立っていたベンチュラ氏。今年も、ロックアウト後に“豹変”して薬物使用が疑われる選手がいたとしても、“懐疑的”な目を向けるのは「自然な反応だと思う」と語った。

 メジャーリーグは現在、大リーグ機構側と選手会側との労使交渉が難航。AP通信によると、2月16日(日本時間17日)から始まる予定のスプリングトレーニングは後ろ倒しになりそうな情勢。同月8日(同9日)からは、事態の打開に向けてオーナー会議が始まる。選手会側も、同時期に弁護士との会合を予定。早期の妥結を模索する。

(Full-Count編集部)

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