2日連続で鬼肩披露も…打撃で石井監督から苦言 楽天ドラ2がすぐ見せた“らしさ”

日本ハムとの練習試合に出場した楽天・安田悠馬(左)【写真:荒川祐史】
日本ハムとの練習試合に出場した楽天・安田悠馬(左)【写真:荒川祐史】

松井秀喜氏に憧れ大学通算32本塁打…当時の異名は「青ゴジラ」

 楽天は13日、1軍キャンプ地の沖縄・金武町で行われた日本ハムとの練習試合に6-2で快勝。ドラフト2位ルーキーの安田悠馬捕手(愛知大)がスタメンでフル出場し、“プロ初安打”となる適時二塁打を放った。守っても前日12日の阪神との練習試合に続き、2試合連続で盗塁を阻止。背番号55を付け、昨年12月の新入団発表会見で「エンジ(臙脂)ゴジラと呼んでほしい」と言い放った男が、早くも輝きを増している。

 身長185センチ、体重105キロの逞しい体と、“本家”松井秀喜氏をほうふつとさせる迫力ある風貌。いるだけで、十分に目立つ。この日は「5番・捕手」で先発して5回までマスクをかぶり、6回からは指名打者として最後まで試合に参加した。石井一久監督は「打席数を踏ませたかった。打つ打たないはどちらでも良くて、プロの投手に慣れてほしいと思った」と説明。1年目から1軍の戦力として大きな期待をかけていることをうかがわせた。

 最初に魅せたのは守備だった。2回1死一塁で、高濱をフルカウントから空振り三振に仕留め、スタートを切っていた一塁走者の佐藤も刺して“三振ゲッツー”に。実戦デビューとなった12日の阪神戦でも、6回の守備から途中出場し、8回に島田の二盗を刺した。二塁送球タイム1.8秒を切る素早いスローイングが光る。安田自身「盗塁を刺せた部分は自信になりました」と口元をほころばせた。

指揮官、先輩から相次いで飛んだアドバイス

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