プホルスには700号達成の可能性も… ナ・リーグのDH制導入で恩恵を受ける選手は?

ドジャースからFAとなったアルバート・プホルス【写真:Getty Images】
ドジャースからFAとなったアルバート・プホルス【写真:Getty Images】

ユニバーサルDH採用での最大の勝者はファン?

 MLBでは両リーグでのDH制導入がほぼ確実になり、補強や起用方法の話題に注目が集まっている。1973年にDH制が始まって以来、ア・リーグで恩恵を受けてきたベテラン打者が多数おり、カナダメディア「ザ・スコア」で「最大の勝者は?」として、脚光を浴びるであろう選手たちとその可能性について考察している。

 記事では「最大の勝者はおそらくファンだが、ここではこれにより恩恵を受けるだろう選手・球団を取りあげる」と紹介。ファンにとって9人目の打者が打席に立つことで、楽しみが増えるだけでなく、かつてスラッガーとして脚光を浴びた選手たちがもう一度、輝きを放つ可能性も指摘されている。

 その1人が現在FAとなっているアルバート・プホルス内野手だ。歴代5位の通算679本塁打を放つ42歳は昨季、エンゼルスからドジャースに移籍して17本塁打を放った。起用は一塁手か指名打者に限定されるが、ナ・リーグのDH制導入で移籍先の幅は広がる。「キャリアが延長できるかどうかを見るのは興味深い。彼にこのマイルストーンを達成するチャンスをリスクを承知してでも、与える球団がいるかもしれない」と記事では予測。あと21本に迫る700本塁打達成の可能性も見えてくる。

 その他にも、レイズで昨年のプレーオフに活躍した通算449本塁打のネルソン・クルーズ外野手を「多くの球団が彼を求めるだろう」と指摘。薬物規定違反で昨季1年間の出場停止処分を科されたメッツのロビンソン・カノ内野手は39歳で迎える復帰シーズンが、DH兼務可能となれば、打席数も増えるだろう。

 またレッズの主砲、ジョーイ・ボット内野手やフィリーズのアンドリュー・マカッチェン外野手の名も挙げ「彼らのキャリアが伸びる可能性がある」とも言及している。再脚光に、活躍の幅、キャリアの延長……ナ・リーグのDH制導入で働き手が増えれば、また新しいファンの楽しみも増えそうだ。

(Full-Count編集部)

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