鷹のローテ争い残るは「2枠」 千賀が開幕投手、41歳になるベテラン和田も“当確”

ソフトバンク・千賀滉大【写真:福谷佑介】
ソフトバンク・千賀滉大【写真:福谷佑介】

石川は開幕2カード目の初戦、東浜もローテ入り確実

 ソフトバンクの開幕投手に千賀滉大投手が決まった。宮崎キャンプ第4クール初日となった15日に藤本博史監督が公表。千賀にとっては3年ぶり3度目の大役で、12球団最速での開幕投手決定に。また、指揮官は開幕2カード目の初戦となる3月29日のロッテ戦には石川柊太投手を投入する考えも明かした。

 リーグ優勝と日本一奪還を目指すソフトバンクの開幕ローテが見えてきた。千賀が12球団一番乗りで開幕投手に決定。指揮官は「(石川は)いま現在ではナンバー2かな、と。頭をしっかり取りたい。この2人をアタマ、アタマというところでいきたい」と構想を明かし、今季は千賀と石川を2本柱として戦っていくようだ。

 また、その他のローテ投手についても指揮官は「東浜、和田は僕の中では入ってる」と断言。東浜巨投手とベテランの和田毅投手も順調にいけば、開幕ローテに確実に入ってくるという。特に2月21日に41歳となる和田に関して「僕はローテで考えています」と期待を寄せた。

 和田は昨季18試合に登板して5勝6敗、防御率4.48という成績だった。ベテランということもあって、登板間隔を空けて投げることが多くなっていたが、藤本監督は「シーズンの中で体力的に疲れたら、間隔を空けるとかもあるけど、まずは開幕ローテに入ってもらいたい」。疲労度を考慮してにはなるものの、登板間隔を空けるのではなく“ローテの一角”を任せたい考えでいる。

 現状で藤本監督の頭の中ではローテの「4枠」がほぼ固まっており、残る枠は2つ。その候補となるのが田中正義投手、松本裕樹投手、大関友久投手、大竹耕太郎投手、そして15日からB組に合流した杉山一樹投手、笠谷俊介投手ら。「その辺は競争になる」と藤本監督は語っており、今後の紅白戦、オープン戦でのサバイバルとなる。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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