ラオウ流の“打撃改革”でついに覚醒? 阪神江越が特大3ラン含む長打2本で猛アピール

阪神・江越大賀【写真:宮脇広久】
阪神・江越大賀【写真:宮脇広久】

シート打撃では青柳から左中間へ二塁打、岩貞からはバックスクリーンへ3ラン

 阪神の江越大賀外野手が覚醒の兆しを見せている。15日、沖縄・宜野座キャンプで行われたシート打撃で豪快な3ランを含む2安打をマーク。ラオウ&4スタンス理論を取り込んだ“ハイブリッド打法”で結果を残した男は「もっともっとアピールが必要」と、虎視眈々と開幕1軍を見据えている。

 快晴の宜野座に快音が響き渡った。第1打席で開幕投手候補の青柳から左中間を切り裂く二塁打を放つと、圧巻だったのは第2打席。左腕・岩貞から122メートルのバックスクリーンに突き刺さる3ランを放ち長打2本で猛アピールに成功した。

「練習でやっている打撃ができたと思う。(ホームランは)カウント3-1からファウルにせず1球で仕留められた」

 今オフは昨季のパ・リーグ本塁打王に輝いたオリックスの杉本と合同自主トレに臨み、バレルバットやシークエンスバットを使い打撃改革に着手。さらにソフトバンクの柳田らを育成した新任の藤井康雄1、2軍巡回打撃コーチからは4スタンス理論を叩き込まれている。

 まだ、まだ試行錯誤が続いているが「両方取り入れている。自分に合っているところを探して、納得した形でいきたい」と語る。誰もが認める高い身体能力を持ちながら、近年は守備固め、代走に甘んじている背番号「25」。プロ8年目を迎える今シーズンは良いとこ取りの“ハイブリッド”で外野の一角を狙っていく。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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