元エンゼルス広報部長に有罪判決、死亡の投手に薬物提供 球団声明「極めて辛い」

2019年7月に急逝したエンゼルスのタイラー・スカッグス【写真:Getty Images】
2019年7月に急逝したエンゼルスのタイラー・スカッグス【写真:Getty Images】

遺族も声明「法の裁きが下されたことに安心しています」

 元エンゼルスのタイラー・スカッグス投手が2019年7月、遠征先のホテルで急死した事件の裁判が米テキサス州の裁判所で開かれ、スカッグスに薬物を提供した疑いが持たれていた元球団広報部長のエリック・ケイに有罪判決が下された。17日(日本時間18日)に「CBSスポーツ」など複数の米メディアが伝えている。

 エンゼルスはこの衝撃的な事件についてジョン・カーピーノ球団社長による声明を発表。「(スカッグスが亡くなったことで)影響を受けた全ての方々や、家族の皆様のご心情を察し、お悔やみ申し上げます。(証人として出廷した)選手たちからの証言は、我々球団にとっては極めて辛い内容でした。タイラーが亡くなったことを知った日から、我々はこの悲劇につながった背景を十分に理解することを考えてきました」とした。15日(同16日)には元エンゼルスのマット・ハービー投手らが証人として出廷し、薬物のやり取りといった生々しい証言を残している。

 また、エンゼルスの地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のジェフ・フレッチャー記者によると、スカッグスの遺族も「タイラーは家族の光でした。彼は私たちの元から去ってしまい、どうやっても連れ戻すことはできません。今日、我々家族にとっては人生最悪の1日を思い出すことになりますが、法の裁きが(正しく)下されたことに安心しています」との声明を発表している。

(Full-Count編集部)

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