まだ2月なのに…「163キロ」を計測した佐々木朗希の凄さ 公式戦ならNPB史上4位

日本ハムとの練習試合に先発し、163キロをマークしたロッテ・佐々木朗希【写真:町田利衣】
日本ハムとの練習試合に先発し、163キロをマークしたロッテ・佐々木朗希【写真:町田利衣】

日本ハムとの練習試合に先発、プロでの自己最速をマーク

 ロッテの佐々木朗希投手が19日、タピックスタジアム名護で行われた日本ハムとの練習試合で今季実戦初登板し、プロでの自己最速となる時速163キロを計時した。いまだ調整段階の2月に叩き出したこの数字は、どれほど驚異的なのか。公式戦での球速ランキングに当てはめて考えてみた。

 日本球界最速は、昨年8月13日の中日戦(東京ドーム)でチアゴ・ビエイラ(巨人)が記録した166キロ。昨季は球速の“当たり年”だったようで、6月20日のDeNA戦(東京ドーム)ではロベルト・コルニエル(広島)が当時の日本最速に並ぶ165キロを記録している。当時日本ハムの大谷翔平が2016年の10月16日、ソフトバンクとのクライマックスシリーズで記録した165キロも史上2位だ。

 各投手ごとの「最速」で記録すると、佐々木朗の163キロはこの次に位置付けられる。現状、公式戦であれば史上4位タイ、日本人に限れば2位となる数字だ。同じ163キロを記録した投手には、昨年6月8日の日本ハム戦(札幌ドーム)で記録したロベルト・スアレス(阪神)、同じく昨年6月13日の日本ハム戦(札幌ドーム)で左腕最速を記録したエドウィン・エスコバー(DeNA)がいる。

 日本人でこれに続くのは、2020年10月19日のヤクルト戦(甲子園)で162キロを計時した藤浪晋太郎(阪神)。こちらも11日の日本ハムとの練習試合(名護)ですでに159キロを残している。球速がどんどん上昇している日本球界で、若き剛腕の争いはどこまで続くのか。

(Full-Count編集部)

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