3月1日までに合意なければ試合数減は確定 MLB側が言及、3日連続の交渉も妥結せず

MLBと選手会は日本時間24日、新労使協定締結に向けて交渉を行ったが、妥結には至らなかった【写真:AP】
MLBと選手会は日本時間24日、新労使協定締結に向けて交渉を行ったが、妥結には至らなかった【写真:AP】

24日に3日連続の交渉、MLB側は最低年俸で妥協案も隔たり大きく

 MLBと選手会は23日(日本時間24日)、新労使協定締結に向けて3日連続で交渉を行い、妥結には至らなかった。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のエバン・ドレリッチ記者はツイッターで「大リーグ機構のスポークスマンが今夜、もし2月28日(同3月1日)までに合意に至らなかった場合、レギュラーシーズンの試合がキャンセルされる、と話した」と、試合数減は避けられない情勢を報じた。

 同記者によると、最大の懸案のひとつになっている最低年俸についてMLB側は1万ドル(約115万円)増して今季は64万ドル(約7350万円)にする案を提示した。2021年の最低年俸は57万500ドル(約6550万円)で、選手会は今季から77万5000ドル(約8900万円)への引き上げを要求しており、依然として大きな隔たりがある。

 同記者は「『期限は期限だ』とそのスポークスマンは言った」と強調。残り1週間で合意に至る雰囲気はなく、3月31日(同4月1日)の開幕は遅れるとの見方がより一層強まった形で「選手の給料は埋め合わせされず、試合のリスケジュールもされない、とスポークスマンは話した」と綴った。

 レギュラーシーズンの試合数が減るとなれば、選手たちの成績にも大きく関わってくる。2月24日(同25日)にも4日連続で交渉の席が設けられるというが、双方がどこまで歩み寄れるか不透明な状況は続いている。

(Full-Count編集部)

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