開幕延期で162試合制は絶望的か 2月末までの新協定成立に米記者見解「難しい」

米記者は2月末までの新労使協定の成立は難しいとの見解【写真:AP】
米記者は2月末までの新労使協定の成立は難しいとの見解【写真:AP】

機構は2月末までの新労使協定が成立しなければ試合数削減を通達している

 メジャーリーグの新労使協定を巡る機構と選手会の交渉は26日(日本時間27日)、米フロリダ州ジュピターで6日連続で行われたが、合意には至らなかった。3月31日(日本時間4月1日)のシーズン開幕へは2月末までの合意が不可欠となっているが、米メディア「ジ・アスレチック」のエバン・ドレリッチ記者は2月末までの新労使協定の成立は難しいとの見解を示した。

 機構側は選手会に対して、2月末までに新しい労使協定が成立しなければレギュラーシーズンの試合を削減せざるを得ないことを通達。さらに振り替え試合も行わず、削減された試合分の給料を支払わないことを伝えている。ドレリッチ記者は「両者が月曜日(2月28日)までに交渉を終えるのは難しいだろう。月曜日は機構側がレギュラーシーズンを予定通りに開幕するために課した期限日だ」とツイートした。

 米メディアによると、この日は選手会側が課徴金(ぜいたく税)が求めれられる総年俸の限度額、年俸調停権、収益分配などで対案を提示したものの、オーナー側は難色を示して決裂。USAトゥデイ紙のボブ・ナイチンゲール記者も「月曜日までの成立は奇跡が必要だろう」とし、両者の話し合いが敵対的だったと伝えた。ファンなき話し合いは続き、通常の開幕と162試合制のシーズン開催が難しくなってきている。

(Full-Count編集部)

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