ツインズが盗難被害の野球部に“神対応” 1日限りの合同練習に感激「生涯忘れない」

ツインズのロッコ・バルデリ監督【写真:Getty Images】
ツインズのロッコ・バルデリ監督【写真:Getty Images】

イモカリー高校の野球部がバット8本など推定2000ドル(約23万円)相当の道具が盗まれる

 前田健太投手が所属するツインズが盗難被害にあった高校野球チームを救った。悲しみに暮れる選手を励ますため、メジャーリーグのコーチ陣らが“夢の1日”をプレゼントしたことをMLB公式サイトが伝えている。

 事件が起きたのは2月20日(日本時間21日)。フロリダ州にあるイモカリー高校の倉庫に何者かが侵入し、野球部のバット8本など推定2000ドル(約23万円)相当の道具が盗まれたという。

 このニュースを聞きつけたのがツインズのロッコ・バルデリ監督だった。すぐさまダスティン・モールス広報部長にかけあい、イモカリー高校のネイトロン・ミーンズヘッドコーチに連絡。当初は試合に招待するプランもあったがロックアウトの影響もあり、メジャーのコーチ陣らと高校生の合同練習を行うことになった。

 わずか1日だったがストレッチや内外野のノック、打撃練習ではスイング分析を行うなど、メジャー選手がスプリングトレーニングで行うほぼ同じプログラムを受けられたようだ。

 貴重な1日を過ごしたミーンズヘッドコーチも「それはどんな試合にも勝ります。メジャーリーグのコーチ陣と練習できるなんて、彼らが夢見てきたこと。1日だけだとしても、これは生涯忘れられないようなことです」と感謝した。

 また、バット2本を盗まれたキャメロン・コー外野手も「こんなに幸せそうなチームを見るのは久々です。僕たち全員にとって本当に感動的なことでした」と語り、悲しみも吹き飛ぶ充実した1日を過ごしたようだ。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY