巨人・菅野智之に「8度目」の指名…球団ごとの“歴代最多”開幕投手をチェック

元阪神のランディ・メッセンジャー、巨人の菅野智之、楽天の則本昂大(左から)【写真:荒川祐史】
元阪神のランディ・メッセンジャー、巨人の菅野智之、楽天の則本昂大(左から)【写真:荒川祐史】

NPB史上最多は金田正一、鈴木啓示の14回

 巨人の菅野智之投手が1日、自身8度目の開幕投手に指名された。無事に先発マウンドに上がれば上原浩治氏の7度を抜き、チーム史上最多の“栄冠”となる。1年間のチームを背負うという意味もある開幕投手を、最も多く務めたのは誰だろうか。球団別の最多と共にチェックしてみよう。

 開幕投手の日本記録は14回。400勝投手の金田正一が国鉄で10回、巨人で4回記録しているほか、317勝左腕の鈴木啓示(近鉄)も14回記録している。

 球団別で見ると、ヤクルトは前身の国鉄で10回記録した金田が1位。ただ現役の石川雅規が9回まで迫っている。阪神は助っ人のランディ・メッセンジャーが、江夏豊、小山正明の大エース2人と並び1位となっているのが目を引く。

 中日・大野雄大も今季の開幕投手に指名された。2年ぶり4度目で、無事務められれば星野仙一や山本昌に並ぶ。ただ歴代1位は川上憲伸で、7度務めている。

 パ・リーグでは1970年代の大エースが存在感を示している。オリックスは下手投げの山田久志が12度務めたのが最多で、1975年から86年までの12年間連続で務めた。現役が顔を出すのはまだ歴史の浅い楽天で、則本昂大の6度は岩隈久志と並んで1位。今季も務めれば単独トップに踊り出る。

【表を見る】球団ごとの「最も多く開幕投手を務めた選手」には、歴史に残るエースの名前がズラリ

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