「目を見張るような活躍」前阪神スアレスの“ジャパニーズドリーム”に米注目

阪神時代のロベルト・スアレス【写真:荒川祐史】
阪神時代のロベルト・スアレス【写真:荒川祐史】

パドレス地元紙は「注目すべきリリーバー」としてロベルト・スアレスを紹介

 昨季は阪神で守護神を務め、今オフにパドレスと契約したロベルト・スアレス投手に、地元紙が注目している。「サンディエゴ・ユニオン・トリビューン」は「注目すべきリリーバー」の一人として、珍しい経歴とともに紹介している。

 昨季は阪神で62試合に登板して防御率1.16、42セーブと圧倒的な成績を残したスアレス。ちょうど今オフに守護神のマーク・メランソン投手がFAとなり、新たなリリーバーを探していたパドレスへの加入が決まった。同紙が「日本で目を見張るような活躍をした選手だ。パドレスのブルペンで名を成す準備ができているようだ」と綴っているように、期待値の高さがうかがえる。

 記事では「一般的なプロスペクトではない」と経歴にも着目する。ベネズエラ出身のスアレスは、2015年にメキシカンリーグでプロのキャリアをスタート。その後はソフトバンク、阪神と移籍したため、マイナーリーグでの経験が一度もない。それが一転、メジャー注目の存在になったのはやはり「彼のベストシーズンだった」という昨季の投球内容のようだ。

 昨季に本塁打を一本も打たれていないことや、100~101マイル(約161~162キロ)の速球だけでなく制球やスプリットチェンジも優れている特徴も紹介。現在はロックアウト中のMLBだが、マイナーをすっ飛ばして“ジャパニーズドリーム”を掴んだ右腕がメジャーのマウンドに立つ日も近そうだ。

(Full-Count編集部)

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