地元応援団も「やったれ嘉男」 勝負の1年、阪神・糸井嘉男を支える“宮津のチラシ”

キャンプでは笑顔も見せる阪神・糸井嘉男【写真:荒川祐史】
キャンプでは笑顔も見せる阪神・糸井嘉男【写真:荒川祐史】

地元の京都・宮津では似顔絵入りのチラシが数多く貼られている

 地元の京都・宮津からも期待の声は大きい。実家付近では「地元応援団」が結成されており飲食店や民家に「頑張れ! 糸井選手、阪神で輝け」「やったれ嘉男」などのエールと共に似顔絵が入ったチラシが数多く貼られている。コロナ禍前にはバスを貸し切って応援に向かっていた“心強い味方”も今シーズンの復活を願っている。

 チームの外野陣は中堅に近本が確定、右翼には三塁も兼務する2年目の佐藤輝。残る1枠を巡りロハス・ジュニア、ブレークを狙う江越らと争うことになりそうだ。紅白戦、練習試合、オープン戦とここまで結果を残し、2年ぶりの開幕スタメンは射程圏内。

 4スタンス理論の打撃理論で過去にはソフトバンクの柳田らを育てた藤井康雄1、2軍巡回打撃コーチからも「飛距離は一番、30発は打てる」と期待されている。危機感いっぱい、伸びしろ十分の超人は復活した姿を見せてくれるのだろうか、注目したい。

○著者プロフィール
橋本健吾(はしもと・けんご)
1984年6月、兵庫県生まれ。報徳学園時代は「2番・左翼」として2002年は選抜優勝を経験。立命大では準硬式野球部に入り主将、4年時には日本代表に選出される。製薬会社を経て報知新聞社に入社しアマ野球、オリックス、阪神を担当。2018年からFull-Countに所属。

【写真】地元の京都・宮津での「地元応援団」が制作したお手製チラシ

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