DeNA、投手陣炎上で大量12失点 8投手で13四死球に三浦監督「課題がぎっしり」

先発したDeNA・三浦銀二【写真:宮脇広久】
先発したDeNA・三浦銀二【写真:宮脇広久】

先発した三浦銀二は2回に押し出し四球含む5失点

■オリックス 12ー1 DeNA(オープン戦・5日・横浜)

 DeNAは5日、本拠地・横浜スタジアムで行われたオリックスとのオープン戦で1-12の惨敗を喫した。プロ初先発したドラフト4位ルーキーの三浦銀二投手は2回に押し出し四球を含め3安打3四球と乱れ、一挙5失点と炎上。8投手で計12被安打13四死球を献上した。

 昨季最下位から巻き返しを誓うDeNAは、試合前の時点では、今年の練習試合・オープン戦は6勝1敗1分と好調だったが、三浦大輔監督は「課題がギッシリ詰まった試合だった。投手に関してはボール球が(多過ぎた)。キャンプでやってきたことを、全く出せなかった。逆に、この時期でよかった」と淡々と振り返った。

 三浦銀は初回、2死から福田に二塁内野安打を許したものの、昨年の本塁打王の4番・杉本を内角高めの143キロ速球で空振り三振に仕留め、快調なスタートを切ったように見えた。ところが、1点リードで迎えた2回に宗の右翼線二塁打と2四球で1死満塁とされると、来田にチェンジアップを拾われて同点の右前適時打を浴びた。

 さらに渡部には1球もストライクが入らないまま押し出し四球。続く安達に左中間を破る走者一掃の二塁打を浴びたところで、降板を命じられた。1回1/3、48球で4安打3四球5失点。後をうけた池谷、中川、伊勢、エスコバー、田中健、入江、三嶋も流れを変えることはできなかった。

 三浦監督は「(三浦銀は)立ち上がりはボールも良かったが、2回は別人になった。どっちが本当の銀二なのか?」と首をひねり「良いところと悪い所が両方出た」と評していた。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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