メジャー屈指“快足”の秘訣 保健体育の教師と磨く脚力、陸上で五輪も可能?

ツインズのバイロン・バクストン【写真:Getty Images】
ツインズのバイロン・バクストン【写真:Getty Images】

保健体育の先生だったピアース氏の指導を仰ぐバクストン

 メジャー屈指のスピードを誇るツインズのバイロン・バクストン外野手。2017年には29盗塁をマークしたこともあるスピードスターの速さの秘訣を米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」が紹介している。

 バクストンは近年、高校時代に保健体育の先生だったシェルドン・ピアース氏に指導を仰ぎながらトレーニングを続けている。ピアースさんが教えるのは「スピードパフォーマンス・トレーニング」と呼ばれるものだという。

 記事ではトレーニング内容も紹介。アクティブ・ウォームアップ、ダイナミック・ウォームアップで体を温めると、ハードルを用いた練習へ移行。「2歩進んで1歩下がるというルーティーンは、バクストンの可動性をあげつつ、股関節の屈筋、臀部の筋肉、腰や腹筋を強化するためのもの」とその意図を解説している。

 その後は100メートルから徐々に距離を短くしていき、最後は10メートルで終わるダッシュメニューが行われる。記事の中では「28歳のバクストンはもっとスピードを上げたいだけでなく、加齢のプロセスを食い止め、スピードが落ちることをできる限り避けたい。ピアースさんがいてくれれば、不可能はないと考えている」とされている。

「38歳になって野球をしていなければ、(五輪出場の)チャンスもあると思う。今は高齢でも速い選手がいる。彼らができるなら、自分だって野球をしながらスピードを維持できるはずだ」と「ジ・アスレチック」に語っているバクストン。まだ28歳。球界屈指のスピードをどこまで伸ばし、維持できるだろうか。

(Full-Count編集部)

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