菊池雄星にヤンキースも興味 「全てが揃えばブレーク候補」米メディアが去就に注目

マリナーズからFAになっている菊池雄星【写真:AP】
マリナーズからFAになっている菊池雄星【写真:AP】

ロックアウト前にヤ軍が菊池のメディカルレポート入手と米記者伝える

 MLB機構と選手会による新労使協定を巡る交渉は依然合意に至らず、レギュラーシーズンの開幕は4月14日(日本時間15日)まで延期となった。ただ、年俸総額などの争点で歩み寄りを見せており、昨年12月から続くロックアウトが解除される日もそう遠くはないようだ。米メディアはロックアウト解除後のFA契約を予想。菊池雄星投手はすぐにも移籍先が決まりそうだが、鈴木誠也外野手は時間がかかりそうだと占っている。

 MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者は自身のツイッターで、ヤンキースがロックアウト前に菊池のメディカルレポート(身体検査情報)提出を要請し、入手していたと伝えた。ヘイマン氏は、ヤンキースは先発投手と遊撃手を必要だとしている。また、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」はロックアウト解除後に“すぐに契約しそうなFA選手”の1人に菊池を挙げた。

 記事は「FA市場の先発左腕の中で、95マイル(約152.9キロ)以上の球を投げる先発はキクチと(カルロス・)ロドンだけ。キクチはベストの自分を見せる機会を得るため短期契約を結び、次のオフに再びFA市場に戻るだろう」と指摘。昨季は前半戦の16登板で防御率3.48をマークし、オールスターメンバーに選出されたが、後半は疲れから「効果的な投球ができなかった」とした上で「ロックアウト前にキクチはFA市場で多くの関心を集めていた。それも当然のこと。全てがそろえばブレーク候補になりうる球を持っている」と評価した。

 一方で鈴木は「契約まで時間がかかりそうな選手」の1人に。「ジャイアンツ、レッドソックス、パドレス、レンジャーズ、ホワイトソックス、マリナーズが既に候補にあがっている。昨年広島で131試合出場、38本塁打、OPS1.079をマークしており交渉材料としては十分だが、メジャーでどれだけ成功できるかについてはチームによって見方が違う」と伝えている。

(Full-Count編集部)

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