清原和博氏、中日・立浪監督に感謝 NPBキャンプ視察は「ないと思っていた」

福島・白河市内で行われた特別講演会に出席した清原和博氏【写真:小林靖】
福島・白河市内で行われた特別講演会に出席した清原和博氏【写真:小林靖】

福島・白河市で特別講演会に出席、2月の人命救助は「目の前で見たら」

 西武、巨人、オリックスで歴代5位の通算525本塁打を放った清原和博氏は13日、福島・白河市内で行われた特別講演会「復活!!その先へ…」に出席した。諦めない姿勢や挑戦し続ける気持ちの大切さを呼びかけた。

 子ども向け、指導者と保護者向けと2部構成で行われた。子ども向けの講演では少年時代やPL学園高時代の思い出を振り返った。緊張との向き合い方については「緊張するのは当然のこと。当たり前と思った方がいい。それをどうパフォーマンスに変えるか」と話し、「努力は絶対に報われる。失敗してもやってやろう。そういう気持ちの切り替えが大事」と準備の大切さを訴えた。勝負の場では気持ちの持ち方が大切だと説き、「普段の練習では技術を磨くのは大事。最後はどっちが強い気持ちを持っているかが勝負の分かれ目」と語った。

 2月の中日キャンプを視察する際、那覇市内で起きた交通事故で人命救助したことが話題になった。「偶然というか大雨で視界が悪い中での事故。目の前で起きて咄嗟に動いてしまった。助ける自分がひかれる可能性があったんですけど、目の前で見たら」と振り返った。中日キャンプを視察したことについては「1度道を外れた人間。立浪監督と中日球団に感謝しかない。キャンプ視察に行けたのは。ないかなと思ってましたので」と感謝の言葉を口にした。

 子ども向け講演の最後には会場に訪れた野球少年と爆笑のやり取りも。「清原さんのファンです」という少年に対し、「いや知らんでしょ? 引退した時に生まれてないから」と笑顔で答えていた。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY