加藤豪将が川崎宗則に受けた影響 “絶叫動画”アレンジでブ軍ファンの心掴む

ブルージェイズとマイナー契約を結んだ加藤豪将(左)と2013年から3年間ブルージェイズでプレーした川崎宗則【写真:Getty Images】
ブルージェイズとマイナー契約を結んだ加藤豪将(左)と2013年から3年間ブルージェイズでプレーした川崎宗則【写真:Getty Images】

昨年12月にブルージェイズとマイナー契約を結んだ

 ブルージェイズと昨年12月にマイナー契約を結び、招待選手としてメジャーキャンプに参加する加藤豪将内野手を、地元紙「トロント・スター」が紹介した。2013年から3年間ブルージェイズでプレーした川崎宗則から受けた影響についても語っている。

“ジャーニーマン”加藤は「ジェイズのファンに慕われるようになるまでに時間はかからなかった」という。そこにはファンから親しまれた川崎の存在も大きく関係した。

 川崎は2013年、オリオールズ戦の9回に逆転のサヨナラ二塁打をマークすると、通訳のいない試合後のインタビューで「My name is Munenori Kawasaki. I am from Japan. I am Japanese!!(私の名前は川崎宗則です。日本から来ました。日本人です)」と絶叫した。加藤はこの動画をアレンジしたものを自身のツイッターに上げて、ブルージェイズのファンに自己紹介した。

 この動画をアップしたのは笑いを取るためだったが「同時に、その動画は6歳のころの自分を思い出させる」と語った。日本から米国に移住した当時、英語が全く話せなかった加藤。「新しい言葉を学ぶことは本当に大変だった」として、川崎がブルージェイズの2年間で英語を上達させる姿勢を見せたことをとても尊敬していた。

「多くの人々の前で話すのはすごく勇気がいることだったと思う。それがこんなに話題になるとは」「そのビデオのことが忘れられず、ずっと僕の頭の中に残っていた」と話した加藤。動画には多くの“いいね”が押された。

 加藤は2019年にFAを選んで以降、マイナーリーグで複数のチームを転々としており、ブルージェイズに長く在籍できることを望んでいる。選手育成のアシスタントディレクターであるジョー・スクラファニー氏は、加藤について「我々のチームによく合った(すべてのことができる)完全なプレーヤーだ」と期待を込めた。

(Full-Count編集部)

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