DeNAオースティンと大乱闘、“お騒がせ右腕”が20億円契約 サイン盗みに報復死球も…

ドジャースからFAとなっていたジョー・ケリー【写真:Getty Images】
ドジャースからFAとなっていたジョー・ケリー【写真:Getty Images】

18年に当時ヤンキースのオースティンにマウンドでパンチを浴びせた

 ホワイトソックスは14日(日本時間15日)、ドジャースからFAになっていたジョー・ケリー投手と2年1700万ドル(約20億円)で契約を結んだと発表した。2024年は球団がオプション(選択権)を持つ。大乱闘やサイン盗みへの報復死球と話題に事欠かない速球派右腕の新天地が決まった。

 エンゼルスのお膝元、アナハイム出身のケリーは2009年ドラフト3巡目でカージナルス入り。2012年にメジャーデビューすると先発、救援どちらも可能な便利屋として、2013年には10勝をマークした。2014年途中にレッドソックスにトレード移籍すると、2016年からはリリーフに専念し、最速102マイル(約164キロ)の速球派セットアッパーとして地位を確立。2019年にはドジャースと3年契約を結び、2020年の世界一にも貢献した。

 実力派の投球の一方で“トラブルメーカー”としても知られている。2018年4月11日(同12日)のレッドソックス-ヤンキースの一戦で、ヤンキースのタイラー・オースティン内野手(現DeNA)に死球を与えて大乱闘に。マウンドに向かってきたオースティンをかわして数発のパンチを浴びせ、6試合の出場停止と罰金の処分を受けた。2020年7月28日(同29日)には、サイン盗み問題に揺れたアストロズのコレアにビーンボールを投じて、8試合の出場停止処分を受けている。

 また、練習中に投球がすっぽ抜けて自宅の窓ガラスを割ってしまい、撮影していた妻の前で呆然とする姿がSNS上で拡散されたことも。ホワイトソックスにはリアム・ヘンドリックス、クレイグ・キンブレルとメジャーを代表するリリーバーが揃っており、ケリーを加えてどんな強力ブルペンを形成するか期待が集まる。

【実際の映像】オースティンにパンチを浴びせるケリー 大乱闘の一部始終

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