大谷翔平の向上心にマドン監督感服「それが彼」 トラウト復活で“相乗効果”も期待

取材に応じたエンゼルスのジョー・マドン監督【写真:盆子原浩二】
取材に応じたエンゼルスのジョー・マドン監督【写真:盆子原浩二】

「彼は野球をするのが大好きで、競争するのが大好き」

 エンゼルスの大谷翔平投手について、ジョー・マドン監督が16日(日本時間17日)、“別次元”であることを明かした。投打二刀流で席巻するが、昨季46本塁打を放った打者としては復活が期待されるマイク・トラウトとの“相乗効果”を期待した。

 大谷が「もっともっと上を目指して」と話していたことを聞いた指揮官は「それが彼だ。彼は野球をするのが大好きで、競争するのが大好きだ。他の人がそうじゃないとは言わないが、彼はそれがとても明白なんだ。彼は別のレベルにいる。特にマウンド上ではね」と称えた。

 さらに「その日に調子がいいものを理解し、打者をどう打ち取るべきか理解している。スカウトからの情報も参考にしているが、彼は自分がしていることに対する感覚が素晴らしく、その場で修正を加えるところを見てきた」と“考え方”のレベルの高さにも言及した。

 一方、打者としての大谷についても触れた。昨季終盤は勝負を避けられる場面も多かったため「彼が絶好調で、プロテクションを得られれば……昨年後半はそれがなかった。マイケル(マイク・トラウト)とアンソニー(レンドン)が打線に加わってくれば変わってくる。彼と勝負せざるをえなくなる。昨年もっとしなければという責任を感じていたと思う。賢い男だ。賢い競争心の強い男だ。彼がそう言ったのなら、私は信じるよ」。故障で昨季は自己最小の36試合出場にとどまったトラウトの完全復活とともに、大谷が強力打線を牽引することを願った。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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