大谷翔平は「かなりいい状態」 OP戦初登板で5奪三振、エ軍捕手称賛「洗練されてた」

オープン戦に登板したエンゼルス・大谷翔平(左)と捕手のマックス・スタッシー【写真:AP】
オープン戦に登板したエンゼルス・大谷翔平(左)と捕手のマックス・スタッシー【写真:AP】

先発マスクのスタッシー「昨年より優れているとは言わないまでも同じくらいに良かった」

■ロイヤルズ 8ー5 エンゼルス(オープン戦・日本時間22日・テンピ)

 エンゼルスの大谷翔平投手は21日(日本時間22日)、本拠地で行われたロイヤルズとのオープン戦で今季初登板。2回1/3で5奪三振3安打1失点と好投した。最速は99マイル(約159.3キロ)。投球を受けたマックス・スタッシー捕手は「昨年と同じくらい良かった」と高く評価した。

 大谷は3回1死から右中間三塁打、中前適時打で失点。毎回走者を背負ったものの、最速159キロの剛速球を武器に5奪三振、無四球に封じた。スタッシーは「昨年の最後の状態から今年は始められている。オフシーズンに明らかにたくさんの練習をしてきて、今年は(昨年よりも)かなりいい状態でシーズンに向かっている」と高く評価した。

 労使交渉の難航したためキャンプ期間は短い。「二刀流をやるにあたって必要なことが何かを理解している。練習量を増やして、球はとても洗練されていたように見える。昨年より優れているとは言わないまでも同じくらいに良かった。調子がよく、健康でいてくれて良かったよ」と順調な仕上がりと評価した。

 2018年オフに右肘のトミー・ジョン手術を受け、昨季は1年間ローテーションを守った。昨季後半戦から制球が安定した。スタッシーは「昨シーズンの終わりと同じような状態で開幕を迎えられそうか?」と問われ、「間違いないね。数年前にトミー・ジョン手術から戻ってきて、2020年は数イニングだけの登板。そして昨年はそこから戻ってきて最初のフルシーズンだった。学習経験のようなものさ。怪我から戻ってきて、感覚よく、健康を感じていられた。さっき言ったように昨年の最後の状態から今年は始められているよ」と今季の活躍を期待していた。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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