大谷翔平のOP戦初登板をマドン監督大絶賛 159キロで5K「速球も制球も全て良かった」

エンゼルスのジョー・マドン監督【写真:盆子原浩二】
エンゼルスのジョー・マドン監督【写真:盆子原浩二】

3回途中5奪三振無四球3安打1失点、開幕投手は「まだ発表しないよ」

■ロイヤルズ 8ー5 エンゼルス(オープン戦・日本時間22日・テンピ)

 エンゼルスの大谷翔平投手は21日(日本時間22日)、ロイヤルズとのオープン戦で今季初登板。3回途中5奪三振無四球、3安打1失点と好投し、上々の試運転を見せた。最速99マイル(約159.3キロ)を計測。ジョー・マドン監督は「とても良かった。素晴らしく見えた。傑出していたと思う。投球フォームも、速球も、制球も全てが良かった」と大絶賛した。

 初回は安打と二盗で1死二塁としたが、空振り三振、左飛でピンチを脱した。2回は2死から死球で走者を出したものの見逃し三振。3回は1死三塁からオリバレスに中前適時打を許したところで降板した。2回1/3を投げて打者11人と対戦。5奪三振無四球、3安打1失点だった。マドン監督は「スタッシーが来て、『ワオ、昨年よりもさらに良いよ』と言っていたよ(笑)。とても感銘を受けていた」と笑みを交えて振り返った。

 メジャー5年目で初の開幕投手と期待されている。マドン監督は「まだ発表しないよ。(聞き出そうとするのは)とても良いトライだが、クラブハウスでみんなに話す機会があるまでは発表しない」と話すにとどめた。登板翌日となる22日(同23日)のロッキーズ戦の打者として出場については「彼が打線に入りたいと言えば明日戻る。アンソニー(レンドン)も明日プレーする予定だ。彼(大谷)とあとで話して、打ちたいと言えば明日だ」と話した。

 大谷は登板後に「感覚はよく投げられたので良かったかなと思います。(コントロールは)追い込むまでは特に良かったと思います。最後の2本のヒットはスライダーが真ん中に入ったので、そこら辺は実戦の感覚かなと思います」と課題も口にした。今季へ好スタートを切った。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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