大谷翔平、連続MVP&10年350億円契約の鍵は? 短縮キャンプで試される自己管理力

「駆け足の中で焦らずにしっかりと調整したい」

「駆け足だなという印象はやっぱりみんなあると思うので。そこは落ち着いて、1日1日しっかり調整したいなと思います。駆け足の中で焦らずにしっかりと調整したいなと思います」。まさに休むのも練習のうち、となりそうだ。

 米放送局FOXスポーツのアナリストで、大谷の大ファンとして知られるベン・バーランダー氏はこの日の試合後、「ベースボールがある。ショウヘイ・オオタニが戻ってきた。ファンがスタンドにいる。人生は素晴らしい」とツイートした。二刀流がいる日常も決して簡単なことではない。そして、MLB公式サイトのレット・ボリンジャー記者が予想する10年3億ドル(約350億円)の大型契約(大谷本人は気にしていないだろうが……)も、年間を通した二刀流パフォーマンスがあってこそだ。

 昨季は登板前後の休養日を撤廃。9勝&46本塁打と数字を伸ばしてきたが、周囲からは常に故障を心配されていた。2年連続MVP、チームのポストシーズン進出が期待される2022年。大谷は「まずは全員、健康でフルシーズン戦うということ。それができれば、ポストシーズン、プレーオフが見えてくるのかなと思います」と語る。まずは自己管理力が最初のハードルとなる。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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