どうなるDeNA守護神争い 三原代表がMLB防御率14点台の新外国人右腕に見出す適性

DeNA入団会見に臨んだブルックス・クリスキー【写真提供:横浜DeNAベイスターズ】
DeNA入団会見に臨んだブルックス・クリスキー【写真提供:横浜DeNAベイスターズ】

191センチ右腕・クリスキーが入団会見、近日中に実戦デビューする予定

 DeNAの新外国人ブルックス・クリスキー投手が23日、横浜スタジアム内で入団記者会見を行った。守護神候補と期待される右腕は近日中にイースタン・リーグで実戦デビューする予定。「1年間を通して活躍したい。監督、コーチ、チームメートから信頼される投手になりたい」と語った。

 191センチの長身から繰り出す150キロ台のフォーシームと落差の大きいスプリットが武器だ。ヤンキース時代の2020年にメジャーデビューし、2年間で16試合救援して2勝1敗も防御率14.40。会見に同席した三原一晃球団代表は、獲得の意図を語った。

「まずは年齢。最近(2月3日に)誕生日を迎えて28歳になったばかり。それから150キロを超える速球とスプリットのコンビネーションで奪三振能力が非常に高い選手。チームの中だとクローザーを争える選手と期待をしております」

 メジャーでの防御率は決して良くないが、2年間で計15イニングを投げて19三振を奪った。奪三振率11.4を記録した。さらに昨季マイナー3Aでは奪三振率13.2を記録。これは大きな武器となりそうだ。

 3月13日に来日したばかり。すでに隔離期間を終えて、チームに合流している。三原代表は「ファームの試合に数試合出場して、チェックすべきところをチェックした後に昇格について検討することになると思います。近いうちに登板機会が回ってくると思います」と語った。

 昨季の救援防御率3.89はリーグワーストだった。守護神候補の三嶋一輝、山崎康晃ともにオープン戦6試合無失点。熾烈なクローザー争いをチーム力につなげたいところだ。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY