新庄ハム、リリーフ奇策連発も初陣飾れず 鷹ガルビスの逆転満塁弾に沈む

日本ハム・新庄剛志監督【写真:福谷佑介】
日本ハム・新庄剛志監督【写真:福谷佑介】

4回に石井一のソロで先制するも、8回に西村が満塁弾を浴びる

■ソフトバンク 4ー1 日本ハム(25日・PayPayドーム)

 新庄剛志監督率いる日本ハムが25日、敵地PayPayドームで行われたソフトバンクとの開幕戦に1-4で逆転負けを食らった。4回に石井一のソロ本塁打で先制すると、5回から伊藤大海投手を4番手で起用。さらに翌日先発の堀瑞輝投手まで7回に登板。継投策でリードを守ろうとしたが、8回にフレディ・ガルビス内野手に逆転満塁弾を浴びて、試合をひっくり返された。

 両監督のド派手な登場で幕を明けた開幕戦。奇策に打って出たBIGBOSSの初陣は逆転負けだった。開幕投手にドラフト8位ルーキーの北山亘基投手を起用。新人右腕が苦しみながらも2回を無失点に抑えると、3回は左腕の加藤貴之投手が無失点。4回に石井一のソロ本塁打で1点を奪うと、その裏は根本悠楓投手1死一、二塁のピンチを背負いながらも得点は許さなかった。

 1点リードの5回から、新庄監督は本来、先発投手の伊藤をマウンドへ。プロ入り後、公式戦では初のリリーフ起用となった伊藤が期待に応え、5回から2イニングを無失点リリーフ。さらに7回からは26日の予告先発投手として発表されていた堀瑞輝投手までマウンドへ。8回まで1点リードしていたが、杉浦稔大が満塁とされると、西村がガルビスに逆転のグランドスラムを浴びた。

 ソフトバンクは初回先頭の三森大貴内野手が中前安打で出塁したものの、続く今宮健太内野手が犠打に失敗。その後、2死満塁までチャンスを広げたものの、中村晃が二ゴロに倒れた。その後も再三、得点圏に走者を置きながら、得点できず。それでも8回に満塁のチャンスを作ると、新助っ人のガルビスが来日初本塁打となる満塁弾を放って逆転勝ちを納めた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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