「誰が打てるんだ?」 53cmも変化した159キロの異次元ボールが「とんでもない」

ロッキーズのダニエル・バード【写真:Getty Images】
ロッキーズのダニエル・バード【写真:Getty Images】

ダニエル・バードはイップスを克服、20年に7年ぶりメジャー復帰した

■エンゼルス 8ー2 ロッキーズ(オープン戦・日本時間30日・スコッツデール)

 球速99マイル(約159.3キロ)が約53センチ曲がる――。ロッキーズの36歳右腕が投じた超高速シンカーが話題となり、ファンは「ただただとんでもない」「なんて魔法だ」と驚きの声を上げている。

 ロッキーズのダニエル・バード投手は29日(日本時間30日)のエンゼルスとのオープン戦で7回に登板。1イニングを2奪三振無失点に封じたが、注目を集めたのが1死からアーロン・ホワイトフィールドに投じた1球だった。約159キロの剛球が右打者のホワイトフィールドの足元に切れ込むように沈み、空振りを奪っている。

「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏が自身のツイッターに「ダニエル・バード、突然変異の99マイルのシンカー。21インチ(約53センチ)の変化」とし、投球映像を投稿。ファンは「なんて魔法だ」「こんなの誰が打てるんだ?」「悪魔」「おお、神よ……99マイルのシンカーがホットドッグ3つ分も変化するだって?」「ただただとんでもない」とコメントしている。

 バードは2006年ドラフト1巡目でレッドソックスに入団し、救援で活躍した。しかし、13年以降はイップスに悩まされて18年に一度現役引退。20年にロッキーズとマイナー契約を結ぶと、メジャーに7年ぶり復帰してカムバック賞を受賞した。昨年は67登板で7勝8敗、20セーブをマーク。今季も健在ぶりを示し、「球界最高のカムバックストーリー」との声も寄せられている。

【実際の動画】159キロの剛球が53センチ変化 ロッキーズ右腕が投じた高速シンカー

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