“大谷ルール”導入を敵将も歓迎 対戦機会増加も「ファンはショウヘイを見たい」

報道陣の取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:盆子原浩二】
報道陣の取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:盆子原浩二】

「彼が投げて、DHとして打線に残れるのは素晴らしいこと」

 メジャーリーグでは2022年シーズンから新たに“大谷ルール”が導入される。投打同時出場した先発投手が降板後も指名打者として出場を続けられる新ルールで、エンゼルスの大谷翔平投手にとって“追い風”に。この新ルール導入をドジャースのデーブ・ロバーツ監督も歓迎した。

 3日(日本時間4日)に行われるオープン戦前に報道陣に対応したロバーツ監督は“大谷ルール”について言及。「素晴らしいことだと思う。このゲームは選手のものであり、ファンのもの。私たちはルールに沿って動くのが仕事だ。人々はショウヘイがプレーするところを見たい」と語った。

 対戦相手にとっては、昨季46本塁打を放ちMVPに輝いた大谷との対戦機会が増えることはマイナス。ロバーツ監督も「ドジャースとしてはショウヘイが打線からいなくなってくれたほうがありがたい」と認めつつ「ファンの立場からすれば、彼が投げて、DHとして打線に残れるのは素晴らしいことだ」と語り、ファンの目線に立ち、歓迎した。

 エンゼルスのジョー・マドン監督は大谷を1番として起用する考えを示している。この考えについてロバーツ監督は「ショウヘイに5回も打席が回ってきて得点のチャンスが増えるというのは(相手にとって)理想的なアプローチとは言い難い。ジョーは理想的なアプローチをするタイプの監督ではないから驚きはないよ」と評していた。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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