3冠王の「大谷翔平いじり」は見られない? 「DHでいい」一塁を有望株へ“譲渡”

エンゼルス・大谷翔平(左)とタイガースのミゲル・カブレラ【写真:Getty Images、AP】
エンゼルス・大谷翔平(左)とタイガースのミゲル・カブレラ【写真:Getty Images、AP】

2020年ドラフト全体1位のトーケルソンがタイガースの一塁手を務める

 メジャー通算502本塁打を誇る現役唯一の3冠王、タイガースのミゲル・カブレラ内野手が今季、一塁のポジションを若手有望株に譲り、指名打者に専念する見通しだとMLB公式サイトが伝えた。カブレラといえば、エンゼルスの大谷翔平投手が一塁に出塁した際に“イタズラ”を仕掛けて話題になった。今シーズンはもう、2人のじゃれ合いは見られない?

 カブレラが一塁を譲るのは22歳のスペンサー・トーケルソン。2020年ドラフト全体1位で指名され、MLB公式サイトの有望株ランキングで4位に選出された期待の選手だ。2日(日本時間3日)にアル・アビラGM、AJ・ヒンチ監督、カブレラ、トーケルソンによるミーティングが開かれ、トーケルソンに伝えられた。ヒンチ監督は「これまでの一塁手がこれからの一塁手に『今の一塁手は君だ』と伝えた感じかな。開幕戦の一塁スタメンはトーケルソンだ」と語った。

「トーケルソンを打線に入れたい。自分はDHでいい。私はここにいる全員を助けたいし、自分にできるベストのプレーをしたい」と口にしていたカブレラ。トーケルソンもこの言葉が“力”になったといい「あれは本当に助けに、自信になった」と38歳のレジェンドに感謝する。

 ただ、カブレラが一塁の守備に就かないとなると、エンゼルス戦での大谷との“絡み”はもう見られなくなるのか。昨季はカブレラが、一塁に出塁した大谷をいじる微笑ましいシーンを米メディアが取り上げて話題になったが、今季は難しそうだ。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY