元中日左腕がヤンキースからメッツへ 4年ぶり“稀なトレード”成立でGM期待

ヤンキースからメッツに移籍したジョエリー・ロドリゲス【写真:Getty Images】
ヤンキースからメッツに移籍したジョエリー・ロドリゲス【写真:Getty Images】

ジョエリー・ロドリゲスは2018、19年に中日でセットアッパーとして活躍

 元中日のジョエリー・ロドリゲス投手が、ミゲル・カストロ投手とのトレードでヤンキースからメッツへの移籍が決まった。MLB公式は、ニューヨークに本拠地を置く両球団の16度目となるトレードを「稀なトレード」と伝えた。

 開幕ロースターに救援左腕が入っていなかったメッツ。キャンプには、チェイスン・シュリーブとアレックス・クラウディオの2人の救援左腕がいたが、どちらもマイナー契約の招待選手だった。このトレードにより補強ポイントをしっかり埋めた。

 ロドリゲスは2018年から2年間、中日でプレー。2019年には64試合に登板して41ホールドと、防御率1.64とセットアッパーとして活躍した。昨年はレンジャーズとヤンキースで投げ、防御率4.66。今春は2試合に登板して5失点を喫している。

 メッツのビリー・エプラーGMは「左腕の救援投手を我々が必要としていたのは明らかだった。トレードの相手をとても近所で見つけることができた」と語り、「球団の助けになってくれるような選手に見えた。だから、彼を獲ることにした」と期待を寄せた。

 一方のカストロは、昨季はメッツで防御率3.45、77奪三振で、キャリアハイの成績を残した。ヤンキースは、トミー・ジョン手術からの復帰を目指すザック・ブリットンをカバーするための救援右腕を必要としていた。

 メッツとヤンキースの2球団によるトレードはこれまでたった15度。最近では2018年で、実に4年ぶりとなった。これまでのほとんどは規模の小さなもので、注目を集めたのは2001年にヤンキースがロビン・ベンチュラを、メッツがデビッド・ジャスティスを獲得したトレードくらいだった。救援投手同士の今回のトレードは、両球団にとってどう働くのだろうか。

(Full-Count編集部)

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